日本三大火祭りのひとつである「那智の扇祭り」
日本でも珍しい勇ましいお祭りとして実はすごい人気がありますね。
街中の賑やかな祭りとは違う迫力満点で魅力的なこの那智の扇まつりに今年は出かけてみませんか?
今日は那智の扇まつりの日程と混雑状況や場所取り、駐車場事情についてお届けします♪
街中の賑やかな華やかなお祭りとはまた違う魅力と迫力があります。
熊野大社那智の火祭りの日程、スケジュールについて
日本三大火祭りのひとつである「那智の扇祭り」
那智の瀧前の石段を約50kg以上のたいまつに火が燃え盛ったまま練り歩くさまがとてつもなく迫力満点の日本でも珍しい勇ましい夏のお祭り行事です。
毎年、行ってみたいけど暑い時期で山の中で体調面も心配だったりでいつもは軽い腰のはずがなぜか重くなりなかなか腰があがらないかもしれませんが(^^;
そんな方のためにも場所取りや駐車場事情、混雑についてお話していきますね^^
「那智の扇祭り」
この扇まつりと一口に言ってもすべてを観ようとしたら時間的にも大変になってくるので、見てみたい神事のスケジュールやポイントを押さえて当日は無理なく迫力満点の見どころの神事を観てはいかがでしょうか?
那智の扇祭り
通称、「那智の火祭り」で知られるお祭りで平成27年度に国の重要無形民俗文化財に指定されたことにより「那智の火祭り」→「那智の扇祭り」と統一されました。
熊野那智大社に祀られている滝の神が年に1度滝本の飛瀧神社への里帰りを行うもので、十二体の神々を御滝の姿を表した高さ6メートルの扇神輿(那智の大滝を表す形をしている)十二体に遷し熊野那智大社から御滝へ渡御をします。
このクライマックスが那智の火祭りと呼ばれる御火行事となり、那智の滝の参道で行われ、十二体の扇神輿を重さ50kg以上の燃えさかる大松明の火で迎え清める神事です。
全部観たいけれど体力的には無理かもって方は、このクライマックスの「御火行事」を観ることに集中してみてください。
日程 2019年7月14日(日)
時間 午前10時~午後3時30分
場所 熊野那智大社
駐車場 無料駐車場あり
当日のタイムスケジュールです。
この火祭りのメインイベントである「御火行事」を見るためには朝の早い時間に滝の付近のメイン会場で場所取りをしておく必要がありますから、まずは場所取りをしてから他の行事を観たりすることをおすすめします。
熊野那智大社公式サイトより
10:00 御本社大前の儀
11:00 大和舞
11:30 那智の田楽
(ユネスコ無形文化遺産)
12:15 御田植式
13:30 伏拝扇立神事
14:00 御火行事
(那智の火祭りの所以となる行事)
14:20 御瀧本大前の儀
14:50 御田刈式・那瀑舞
15:30 扇神輿還御祭
熊野の神々十二神に神饌を供え祈念する恒例儀式。
・大和舞(稚児舞)
稚児による舞の奉納。
斎主舞(那瀑の歌)
巫女舞(大直日の歌)
沙庭舞(有馬窟の歌・花窟の歌)
・御田植式
木製牛頭・カイガ・エブリ等を持ち
笛・太鼓にあわせて田植歌を歌いながら田をめぐる。
・伏拝扇立神事
伏拝にて第1扇より第12扇までを扇を開く様に順次立て起こし飾る。
・御火行事
12本の松明は、順次御滝本石段を上り、
扇神輿と出合い之を清めながら、順次円を描きつつ石段を下りて引きあげる
・御瀧本大前の儀
飛滝神社の大前に神饌を供え祈念する恒例儀式。
・御田刈式・那瀑舞
御本社の田植式につづいた儀式で、鎌を持って田刈歌を歌いながら田をめぐる。
松明を奉持した白装束の地元民が、日の丸の扇子を持って御滝御幸の歌を唱えて舞う。
・扇神輿還御祭
御滝本より杉木立の中の旧参道を通り御本社に帰着、
御本殿前に飾り立てられた12体の扇神輿は、昇神の 神事を受け還御の祭事を以って一連の祭典が終了する。
※那智の田楽は2012年にユネスコの無形文化遺産へ登録。
足利時代に京都から「田楽法師・宗正、法輪」を招いて習得したものであると伝えられています。
田楽舞を創成期の形をそのまま伝えてある全国的にも数少ない例として国の重要無形民俗文化財の指定を受けています。
笛、腰太鼓、編木の楽器3種で
笛1人、腰太鼓4人、編木4人、番外の舞人シテテン2人の計11人の編成で舞います。
※那瀑舞
けふのでましの あなあら貴と、滝の流れも さらさらと塵も残さず 神風ぞ吹く 神風ぞ吹く。
那智勝浦町HPより
こうしてみてもポイントは扇祭りのどこを見たいのか?
これを見極めておくと、当日はスムーズに行動できると思います。
とにかく一番の見どころの「御火行事」を見たい方は早めに行動されてください。
街中のお祭りとはちがって山の中のお祭りとなりますのでメインイベント会場も足場が良い所ばかりではありません。
運動靴、動きやすい服装、暑さを調節できるように上着も持っていかれた方がいいですね。
荷物も多すぎても負担がかかりますからリュックサックなどに小さい折り畳み式の椅子やレジャーシート最小限にまとめていただくのがいいと思います!!
那智の火祭りの混雑は?駐車場は無料?どこに停める?
熊野大社の那智の扇祭りは1万人の人出と言われています。
当日はまだ夜が明けきらない暗いうちから訪れる人もいると言うのですから人気のあるお祭りですね。
自分の車で那智の火祭りに行こうと思っている方は混雑をさけて、那智の扇まつりの会場まで階段を上らなくてもいい駐車場に車を停めるためにも朝、早いうちから行動されるのがいいですね。
駐車場事情についてですが無料、有料どちらもあり、臨時駐車場もあります。
公式サイトにもありますが、有料駐車場が満車になるのが例年10:30ごろらしく、そのあとは那智山中腹にある臨時駐車場(大門坂駐車場・市野々小学校グラウンド)に駐車してもらって、熊野交通のシャトルバス(無料)での移動となっているようです。
安心してくださいね、主要道路からは案内板が今年も出ておりますし、駐車場には臨時駐車場にも案内係の人はいるみたいです。
どちらにしても朝早い段階で車を駐車場に停めておくのが一番かと思います♪
有料駐車場
・熊野那智大社本社(神社駐車場)
大社社務所下駐車場
料金:800円(神社防災道路通行料として)
収容台数:30台
神社駐車場が「満車」の場合は県道上に「満車」の看板がでるので見落とされないように!
※この駐車場は階段を上らなくても境内までいけるので足の悪い方や、年輩の方、小さなお子様連れの方などにおすすめです。
・熊野交通那智山観光センター(那智山駐車場)
料金:800円
山頂エリアでの規模は一番の駐車場です
・各お土産屋さんの駐車場
料金 500円程度
那智の御滝駐車場の周辺に点在する
無料駐車場
・大門坂駐車場
那智山中腹にある臨時の駐車場。
熊野那智大社本社まで歩いて約30分程度
例年、午前9時前に行けば駐車可能とのこと。
本社まではシャトルバスがでています。
・那智の瀧入り口前駐車場
那智の瀧に一番近い駐車場(瀧までは長い石段をあがる)
熊野那智大社本社まで歩いて約15分程度
・JR那智駅の隣にある「道の駅なち」の駐車場
一般的にいわれる「那智駅からのウォーク」とはここの駐車場に車を停め熊野那智大社に向かうコースのことをいいます。
徒歩だと帰りにバス利用でも所要時間は約3時間。
足腰の弱い方やご年輩の方がご一緒の方は事前に駐車場の位置を確認されてくださいね。
どうしても石段を登らなくてはいけない時もありますので駐車場所には十分お気を付けくださいね。
アクセス情報
・電車
JR紀勢本線 紀伊勝浦駅
紀伊勝浦駅より熊野交通バスで那智山バス停まで約30分、タクシー20分
・車
●大阪より
大阪から国道168号線・国道42号線を経て那智勝浦町へ (約5時間)
大阪から阪和自動車道→南紀田辺I→田辺西バイパス→国道42号線を経て那智勝浦町へ(約5時間)
●名古屋より
名古屋から東名阪道・伊勢道・紀勢自動車道を利用し、熊野尾鷲道路→熊野大泊IC→国道42号線を経て那智勝浦町へ(約4時間)→那智勝浦町より約20分
飛行機
羽田空港~南紀白浜空港まで 約1時間
↓
白浜からJRで紀伊勝浦へ 約1時間330分
那智の火祭り撮影ベストポジションの場所取りはどうしたら良い?
那智の扇祭りの最大の見どころの「御火行事」を見るのには早い時間から場所取りをされている方々もいます。
那智の滝に向かう石段での神事ですから見物場所と言っても足場の良いところばかりではありません。
写真を撮るための撮影のベストポジション的に良い場所と言うのは・・・実際には有料席や指定席などもない会場ですから全て早いもの勝ちになります(^^;
旅行会社などでツアーで来られる方などは指定席らしいものはあるようですが・・・・
その中でも見物場所のおすすめは参道の石段下段の両側、
または那智の瀧下の境内です。
瀧下の境内だと、境内なので平らな舗装された地面と言うこともあり参道を行ったり来たりする大松明の姿を全体的に見られます。
石段下段の両側だと、迫力ある大松明がいきかう姿を何度も見られます。
石段途中で扇神輿とあい、そこから折り返して瀧下にもどるを繰り返すので、石段の途中で大松明がぐるぐると練り歩くのです。
この松明をもってグルグル練り歩く様子が何と言っても迫力満点でこの火祭りの最大の見どころになっています!!
でも、ここは石段と言っても石段の外側になるので林の中の場所取りになります。
足元が悪いのが気になるようでしたら瀧下の境内の方がいいでしょう。
場所取りですが、御火行事は午後2時からと言うのに、朝の9時には良い場所は取られています。
他の神事についても9時過ぎからは混雑が始まってくるので時間に余裕をもって行動されるといいですね。
朝早くからの行動ですと、疲れもたまりますから体調管理だけは気を付けてくださいね。
山の中での行事になりますので、食料や水分補給の他にも時間まで待つようでしたら、折り畳みの簡易イス、レジャーシートなども絶対に持っていかれた方がいいです。
トイレへのルートも確保したうえで場所を取られると一番いいと思います!!
大変かもしれませんが、なるべく軽い物や荷物にならないものでしっかりと準備をされて「那智の扇祭り」楽しまれてきてください。
さいごに
那智の扇祭り、特に「御火行事」は自分自身も清められるような心が洗われるような体感の日本でも珍しい迫力ある火祭りです。
この那智の火祭りを観にいった人が若いうちに一度は観に来ておけば良かったと口々に言いますね。
ぜひ一度体感してみてはどうでしょう?
お体にご無理のないようにお気をつけてお出かけくださいね。
参考までに・・
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